出会いがなかった僕に

出会いは突然やってくるのだ。
まったくのモテない君だった俺に、彼女ができた。それもとびっきりかわいい彼女が。周りが震撼するほど、羨ましがるほどのサプライズな出来事だ。
かわいい彼女が出来ると、自分にとても自信が出てくる。今まで、どちらかというと内気で目立たないようにしていた俺が、どんどん人前に出るようになった。自分でもこの感覚がとても不思議だ。そして彼女の部屋に初めて招待された。手料理を振る舞ってくれる。ものすごく幸せを感じている。こんなに幸せでいいのかって怖くなるくらい。出会いがないと、ぼやいていた過去がもう遠く昔のように思える。それくらい変わったという自覚がある。彼女は以前の素朴な俺も、今の俺も好きだと言ってくれる。
最初、どっきりだと思ったくらい。

彼女が出来る前の俺の人生はもう最悪最低のくらーいものだった。いかに暗い人生だったかここでせつせつと語ったら3日はかかるくらいダメっぷりのエピソードがたくさんある。イケてない青春時代だった・・・
何の楽しみもなく、女の子と喋ることもなく、クラスでも地味ーな存在。いてもいなくても誰も気にもかけないような人間。
それが彼女が出来たというだけで、みんなから注目を浴び、まるでスポットライトが当たっているような感覚。
人生で自分がなにかの中心にいる瞬間がくるなんて思いもしなかったよ。
それもこれもカワイイ彼女のおかげです。もう新しい恋の出会いは必要ありません。

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